こんにちは、yasuです。

前回の記事「私がリサーチャーとして独立を決めた理由~葛藤と決断と市場分析~」(https://www.happy-carrer.com/blog/277)でいろいろと独立当時の思考回路は記載していきましたが、今回は実際に「独立」というものをひとつのキャリアの選択肢として考えた時の良かった点と課題点についてまとめていきたいと思います。

独立して良かったと思う点

私がリサーチャーとして独立して良かったと思うことをいくつか挙げていきます。

良かった点

1、無駄な会議が少なくなった
2、働く時間や場所が自由になった
3、自分が主体となったときの経営者の気持ちを実感できた
4、税金や経理、法律に詳しくなった
5、経済的なゆとりを得られるようになった
6、いろんなつながりが増えた

はい、上記が主としてぱっとあげられるものですかね。

まず、1は本当に精神衛生面が楽になりました。無駄な社内政治とか考える必要もなくなったので快適でした。いろいろと会社員生活をしてきましたが、たぶん会社員としては不適合者だったんでしょうね。マネジメントもうまくできなかったと考えて良かったような気もします。

そして当たり前ですが、2はよかったですね。これこそ真に働き方改革だと感じました(笑)

3は何事をするにもお金は自分の財布から出ていくわけですから、経費削減とかそういうのはよく理解できるようになりました。また人を雇うという大変さや重さも理解できました。だから私は現在誰も雇っていません。

次に、4は税理士や弁護士、社労士と付き合うようになったので、税金、経理、法律について会社員のときよりは詳しくなった気がします。これはBtoB分野においての知見は蓄積された気がします(笑)

そして経済的なゆとりはまさしくその通りです。リサーチ業界って往々にして給与は低いです。しかし独立することで自分がリスクを背負ったことでその案件をきちんと対応することに集中すればいいわけですし、それが私の給与につながるわけなのでまあリスクとリターンが釣り合ったのかなって思います。一種の賭けですからね。

ただこのTweetは本当に実感できました。

会社組織の政治力学ではなく、プロジェクトワークで自分が評価されるのは本当に良かったです。

そして、独立したからこそ、いろんな会社さんとお付き合いできるようになって一気につながりが広がったと思います。これも良かったですね。

独立における課題点とは

さて一方で独立時の課題点を考えてみると下記でしょうか。

課題点

1、喜びや辛さを共有する相手がいない
2、常に自分をアップデートする必要がある
3、すべての業務にある程度理解がないと大変

ん~こんな感じですかね。

まず、大きな仕事を受注しても、クライアントからいろいろと理不尽なことを言われても、それを共有する相手はいません。悩みを相談したところで分からないはずなので。結構メンタルをしっかりともたないといけないですよね。

次に、独立すると会社員のときと違い、ビジネスやマーケティングの情報に関して積極的・能動的に取得しにいかないと手に入ってこないですから、それができない人は独立はやめた方がいいですね。

まさしくこれです。

独立した瞬間から最初の頃は会社員で培った知識・スキル・経験の貯金で食っているに過ぎないので、独立した瞬間から自分をアップデートしにいかないといけないです。なぜならクライアントは「世の中に大きな影響を与える」チカラを持っている人らなわけですから。

そことしっかりと渡り合えるだけの自分を構築していかないといけないわけなので、それはそれで自分を律する必要があるので大変です。

あとは、自分の本業であるリサーチ業務だけでなく、契約書や税金などについてある程度の理解がないと外部に委託するにも委託しようがないですからね。ここも本業だけできるわけではないので要注意ですね。

また、独立して売上がゼロになる可能性って独立前はあるんじゃないか?と不安になったこともありましたが、それはそれでチャレンジしてみて独立が向いていなかったんだなとまた会社員に戻ればよいかなと思っていましたし、そうしたリスクに対するリターンという意味なのでそれは課題とは私は考えていません。

このブログ「「激務」が通用するのは、年収1500万円程度が限界」(https://blog.tinect.jp/?p=76084)にもある通り、どんなに激務であっても何千万円も今の日本ではもらえないですし、ましてや調査業界は給与が低いですしね。(ちなみに私はそんなにもらっていませんよ)

ということで、独立をキャリアのひとつとして考えてみた時、まあ失敗したら会社員に戻ればいいかなと思っていますので、独立はやりたい人がやればいいと思います。これは向き不向きの問題だと思うので、自分のキャリアを考えてそれが幸せにつながるかどうかを考えてみればいいと思います。私は今のところ会社員には向いていなかったということです。

ほな

さよなら三角また来て四角

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