こんにちは、yasuです。
今まで、転職準備について簡単に書いてきましたが、少し視点を変えて採用面接をしていたときを振り返ってみて、どういうポイントで転職希望者を見てきたかという観点でまとめてみたいと思います。
転職希望者はどういう人なのか
企業がいろんな形で採用活動をするにあたって、自社とどれくらいフィットする人なのかという観点で見ています。
その中で、私は次のような視点で見ていました。
1、即戦力か教育サポートが必要か
2、素直かどうか、柔軟性があるか
3、今後のキャリアをどのように考えているのか
4、今までリーダーシップを発揮したことがあるか
5、自分の部署が抱えている課題をこの人を雇用することで解決できそうか
6、転職希望者が入社したとしてその人が望むキャリアを提供できるか
上記の6つで見ていました。
1つ目は当然ながら、どんな経験をしてきて、どんな知識を持っているかの確認ですよね。
事実ベースで内容を確認していけば、だいたい嘘かどうかは判別できます。
特にいくつかケーススタディを当てればその人の実力は見極められるものです。
次に、素直かどうかや柔軟性があるかですが、これは知識や経験なんかよりも重要で、
その人のパーソナリティに関わってくるのですが、私がサービス業に従事していたこともあり、
チームのメンバーとうまくやれるかや、クライアント対応をこなせるかどうかを判断するためです。
知識や経験などは入社してからいくらでも身に付けてもらうことは可能ですが、その人のパーソナリティだけはどうにもなりません。なぜなら会社は学校ではないためです。
ここの見極めは先ほどのケーススタディなどで出した課題に対して、面接官からの問答をしていく中で、
どれだけ誠実に対応できるかを見極めていけばクリアできます。
そして、3の今後のキャリアについてですが、これは自身の仕事観やどんな仕事をしていきたいかを確認するのです。これは6にも関わってくるのですが、自社に入社して自分の部署で本当にミスマッチが起きないかを確認しなくてはいけないからです。
当たり前ですが、採用後にミスマッチで早々に退職されることは採用コストも教育コストも受入コストも非常に高く、無駄なお金ですので絶対に避けたいことです。
採用する側は転職希望者を選ぶ立場でもありますが、それは逆もしかりで転職希望者だって企業を選ぶ場が面接なのです。どちらかの主張だけでは本当に意味がないのです。
ですので、今回の転職がその人にどのような意味をもっていて、どのような想いで転職を考えているかをしっかりと見極める必要があるのです。
次に、リーダーシップ経験についてですが、これもパーソナリティ判断に使うのですが、
その人が主体的に動けるかどうかを確認するために、
1、どんな仕事をしていて
2、どんな役割をしていて
3、どんな結果をだしたのか
4、振り返ってみてどう感じたか
を確認していけば、その人がどんな考えや意識で仕事にあたってきたのかを見ることができます。
私が所属していたのはベンチャー企業ということもあって、何もかも不足していたので、全て教えてください的なスタンスだと私の仕事が終わらなくなってしまうからです。
ただ、どの企業でも今後リーダーシップ経験というのは非常に重要なファクターになってくるでしょう。
採用は組織の課題を解決するための手段
そして、5つ目ですが、目の前の転職希望者を採用することで自部署が抱えている課題を解決できるかを考えます。
当然ながら採用活動をするということは、その企業において何らかの組織的な課題を抱えているのです。
例えば、仕事量に対して人が足りない、業務過多で特定の人に仕事が集中している、売上が足りない、若手がいない等
したがって、その人を雇用することでどの課題を解決できるかを考えます。
これは人事部では見極められないところだと思います。事業部の人間が組織の状況を見ながら、解決したい課題に優先順位をつけて、その人を採用するかを決めていくのです。
そして最後に、転職希望者が実際に入社したとして、その人が望む仕事内容を提供できるかを考慮します。
前述した通り、採用したのに早々に退職されてしまうことは時間もお金も無駄になってしまうので、こちらの希望だけでなく転職希望者の希望もかなうかを勘案して採用するかどうかを決めます。
はい、今日は採用側として実際に面接官として面接してきたときの思考を紹介させていただきました。
採用側がどんな風に考えているかが分かれば、面接時に役立てるかなと思ってまとめました。
ほな
さよなら三角また来て四角