こんにちは。yasuです。

リサーチャーとしてのキャリアを考えるシリーズ第3弾として今回書いていきたいと思います。

  1. 第1弾「リサーチャーとしてのキャリアを考える①~リサーチャーとして働くとは?~」(https://www.happy-carrer.com/blog/336
  2. 第2弾「リサーチャーとしてのキャリアを考える②~リサーチャーとして成長するには?~」(https://www.happy-carrer.com/blog/338

第1弾ではリサーチ業界の概要とか環境的な要素を書いてきて、第2弾ではリサーチ業界の市場規模やそれを踏まえてのリサーチャーのタイプや本質的に成長する方法を書きました。

第3弾ではよりリサーチャーとして働くというか、どんなリサーチャーとして働くかを考えていきたいと思います。

リサーチャーとしてのゴールを考える

さて、リサーチャーとして働くうえで皆さんはどんなことをゴールとして考えていますか?
私は「自分指名で仕事が来るようなリサーチャー」をゴールにしています。これ、結構まじめにずっと考えていたことです。この「自分指名で仕事が来るようなリサーチャー」ってどんな状態になっていれば、達成しているのか?というのを私は考えたのですね。

1、自分指名で仕事が来るようなリサーチャー

2,yasuさんに頼めば何とかしてくれる!という期待感

3、クライアントのマーケティング課題に沿った提案をして期待に応えるアウトプットを出す

4、定量・定性、調査手法問わず対応できるようになる

5、クライアントからの要望はその意図を把握し自分の考えを自分の言葉できちんと伝えてやり取りする

というステップで考えていました。

1は自分が目指す理想状態ですね。その理想状態になるためには、クライアントにどんな価値を提供できればよいかを考えたのが2ですね。その期待を出すために自分がやるべきことを考えたのが3ですね。

そして3をするための機能として4を備えるようにしました。分業化が進んでいく調査業界において、定量・定性問わず、手法を選ばないリサーチャーってクライアントにとってストレスがないと思うんだよねって感じでした。

最後の5ですが、これは実際に案件を進めていくうえでクライアント対応をしていくにあたっての行動原則ですね。UXリサーチ的な観点で言えば、調査案件のユーザー体験ですね。クライアントは調査を進める上でいろんな悩みや迷いがあると思うんですよね。その悩みや迷いを払拭するためのソフトスキルという感じです。

という感じで私はなりたいリサーチャーを描いたのですが、私が調査業界に入った時に半年くらいで「あ!リサーチャーって人気商売だ」って感じたんですよね。つまりは「自分が商品である」というのを抑えるべきなんですよね。

ゴール設定を考える

上記のようにゴールを設定して私はどんなリサーチャーになりたいか!?ってのは非常に重要です。なぜか?というと調査業界はお世辞にもホワイトな業界とは言えません。受託産業であるため、クライアントのスケジュールによって自分の働き方が左右されがちです。そのため、だいぶ労働環境は改善されているとは言え、残業は多いです。会社が提示するような平均残業時間ってあんまあてにならなくて、C社とかそのグループ会社は業務時間を修正させていたのを私は知っています。

まあ、どの業界でも最近は人手不足なので業務時間の修正とかありますよね。私も会社員として働いていた時に直のマネージャーから「仕事が詰まっていて残業がギリギリなら自分の勉強ってことで勤怠付けずに仕事すればいいじゃん」って言われたことはあります。結構、驚愕でしたね。

※業界での働き方改革に関する情報はこちら(https://www.jmra-net.or.jp/aboutus/hatarakikatakikaku/tabid422.html

で、業務時間が長くなると自分の時間がなくなるため、自分のキャリアを考える時間がなくなってしまうのです。気づいたら心もすり減ってしまうので自分のキャリアがおざなりになりがちです。

なので、しっかりと「どんなリサーチャーになりたいか?」ってのは常に意識しておくべきです。

また、受託産業であるということは、案件のアサインというのがあります。このアサインというもので自分の経験値が得られるのですが、どんな業界か、どんな手法か、どんなテーマかなど自分でコントロールしづらいです。つまり、アサインしてくるマネージャーのさじ加減によって自分の積む経験や方向性が左右されてしまうのです。

であるからして、自分はどんなリサーチャーになりたいかを考えて、そのアサインしてくるマネージャーに対して、自分はこんなリサーチャーになりたいと伝えることは重要です。こういう案件があればぜひ自分をアサインしてくれ!というのは必要です。

自分の人生の舵を誰かに握らせてはいけません!

しっかりと自分はどんなリサーチャーになりたいか?のゴール設定を考えましょう。

定量調査をメインでする人も定性調査を経験すべし

ちょっと抽象的な話をしてしまったような気がしますが、ちょっと具体的な話をしますね。
調査業界の市場において、定量調査(主にネットアンケート)が多いので定量調査を主として回しているリサーチャーは多いですが、定量調査というか、ネットアンケートばかり回していると「●●が高い」「●●が低い」とかそういうコメントばかり書くようになってしまい、本当に生活者のホンネに迫るというよりもスコアの高い・低いしか書けなくなってしまいます。

ネットアンケートばかりやっていると案件本数を追うようになって、生活者のリアルが見えなくなってしまい、リサーチャーとしてダメになるので気を付けましょうということです。

そのために定性調査を担当するのは非常に良い経験です。同じ定量でもCLTや郵送調査とかでもだいぶ違うので、違う手法にチャレンジしないとリサーチャーとしての幅が広がらないのでいろんな手法をやりましょうね!特に若手は。

経験することで考えが深まることやいろんな方向に考えが広がることもあるんで、リサーチャーとしてのキャリアを考えるなら20代で多くの調査手法は経験すべきですね。

今後、リサーチャーとして生きていくと考えた時、ネットアンケートばかりやっていてはキャリアは詰んでしまうので一番気を付けたいところです。

というわけで、いったん今回は終わりにしたいと思います!

ほな

さよなら三角また来て四角

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