人生の優先順位を考えて自分のキャリアを築いていこう～ライフステージを考えましょ～

2022年4月24日 2022年4月24日

yasu

こんにちは、yasuです。

さて、このブログでは「幸せなキャリアの戦略論」ということで「幸せなキャリア」をテーマにいろいろと情報発信をしているのですが、今回は「幸せなキャリア」についてもう少しフォーカスして書いていきたいと思います。

仕事を中心に考えるとバランスが崩れる

さて自分のキャリアを考えよう！というと、どうやって高い年収を手に入れるか、どうすれば出世できるか、などキャリアアップをしていく話が中心になってくるのですが、私はちょっと違うんじゃないかな？と思うのです。

そもそも仕事が人生のすべてではないし、仕事で命や人生をかけるものではないと思います。

2015年に電通で新人女性社員が過労の末に自殺をした事件がありましたね。この事件を機に一気に働き方改革へと動いた気がしますが、私も結構衝撃的ではありました。人って追い込まれるとまともに考えることさえできなくなるもんです。

彼女は東大まで行ったこともあって、思考力のない人ではないと思います。それでも働きすぎて思考が停止してしまい、寝不足でまともな手順で考えられなくなっているのだと思うのです。

言葉が悪いですが、そもそもたかが仕事ごときで自分の命や人生を投げ出すべきではないですし、彼女をそこまで追い詰める権利は誰にもありませんよね。別に自殺することだけではなく、会社のために不正経理に手を染めたり、データ改ざんをするというのもバカげています。

会社のために不正をすると自分の人生が壊れてしまいますよね。

そういう働き方をせざるを得ないような状況になってしまうのは、人生の中でほとんどが<仕事>を中心に考えていることが大きいのではないかと思うのです。確かに人生の中で働く時間が長いので仕事を中心に考えてしまいがちですが、そうではなくて、もっと広い視野で仕事をとらえた方がいいです。

人生を構成する要素

ではどういう考え方をすればよいのか？というと、人生を構成する要素を優先順位を考えるのです。

１、自分のためのプライベートな時間
２、家族や友人などの大切な人と過ごす時間
３、仕事

この3つが非常に重要な要素だと思います。生きていると結婚したり、子供ができたり、留学したくなったり、もっと家が欲しくなったり、独立したくなったり、世界一周したくなったり、といろんな欲望が起きたり、ライフステージに変化が起きたりするものです。

上記のようなポジティブな変化だけでなく、事故にあってしまったり、親の介護を迫られたり、大病を患ってしまったり、人生において大変な時期もあるでしょう。

そうしたときに、自分のライフステージをおぼろげながら大きくばくっと捉えて、
１、今は仕事に集中する時期
２、仕事を少し制限して子供との時間を優先する時期
３、留学して自分の見聞を広げたり経験を増やす時期
という感じで大きな方針を決め、何を優先するべきなのかを考えましょう。

そのうえで仕事であなたは何をしたいかを考えるのです。仕事の優先順位が下がっているときに、ハードに働くことを求められるような仕事をするとバランスを崩して本当に優先すべきことができなくなってしまいます。

なんでもかんでも全部やります！なんてのは、すごい人しかできないものだと割り切って自分なりの人生を歩んでいくことが一番の幸せなキャリアの築き方の第一歩です。

会社のために！なんて考えても、そもそも会社があなたの人生を守ってくれるわけではありません。もしあなたが会社のために働いて苦しくなって自殺したとしましょう。残された人の苦しみは永遠と続くわけです。

少し前の記事（https://www.tokyo-np.co.jp/article/150708）ですが、高橋まつりさんのお母様の思いを読んでいるといたたまれません。高橋まつりさんに唯一罪があるとするなら、お母様を恨みの念に縛り付けてしまったことでしょうか？それだけ身近な人の死というのは残された人に大きな傷を残すのです。

なので、仕事についてもっと冷静に俯瞰して考えるようにすることが重要です。それを前提にして自分のキャリアを組み立てるようにしましょう。一生懸命働いて立派な社会人になろう、育ててくれた人への恩返しに立派な自分になろうと自分に縛りを課すのは絶対にしてはいけません。