こんにちは、yasuです。
今日は4月ということもあって新しい新卒の人も世の中にはあふれているでしょう。新しい職場に移られた方も多いことでしょう。ということで!(どういうこと?)私が生産性をあげるために実践してきたことをお伝えしたいと思います!
計ることからはじめよ
さて、仕事を振られた際に多くの人が上司やクライアントから「どれくらいでできる?」「目途がわかったら教えて!」と言われたことは数知れずかと思います。
で、多くの人が気づくべきなのは、「仕事は時間が全て」ということです。
そこで自分のパフォーマンスを改善、向上させていくためにも自分がその業務にかかる実際の時間はどの程度であるかということを知ることが大切なのです。
ということで、私はタイムウォッチをもって時間を計りExcelでデータを付けていきました。
私はリサーチャーですので、
1、企画書作成
2、調査票作成
3、画面確認
4、データクリーニング
5、集計指示作成
6、集計
7、多変量解析
8、インタビューフロー作成
9、発言録作成
10、グラフ作成
11、コメント作成
12、サマリ作成
13、アフターコーディング
という感じで案件ごとに測定していきました。もちろん、設問数や報告書のページ数は付与しておきます。最初の3ヶ月はほぼほぼ測定するだけなんですが、3ヶ月も測定すればそこそこの数も溜まってきますので平均値を見て自分がどれくらい時間がかかるかを把握します。
例えば、30問の調査票を作成するのに、3時間かかったとします。平均としては2時間30分だったとして、どうして3時間かかったのかを振り返るのです。そのときに、設問の入れ替えや追加が発生したことでQ番号が狂ったからが要因だとしたら、そうならないようにQ番号は関数で制御して、修正するときは行ごとコピペをして関数を壊さないようにするとか、回答者条件の変更に注意するとかをインプットしていくのです。
こうすると、時間がかかってしまう要因としては手戻りによるリカバリ作業なので手戻りが発生しないように工夫を考えるのです。
他には初めての業界だったから、選択肢を作成するのに思いのほか時間がかかってしまったというのであれば、その業界のことを理解するためのインプット方法を普段から学習する。
例えば、その業界の雑誌を読む、ネット記事をあさる、実際の利用者に簡単にインタビューしてみる、あるいはその商品を購入してみるとかが考えられます。
他には、選択肢がきちんと作れないのは、その商品を購入する際の重視点などを俯瞰的に把握できていないからではないか?と考えて構造化してみるとか。
化粧品を購入する際の重視点の場合、「費用」「効果」「自分の肌に合うか」「香り」「パッケージ」「その他」として大項目を用意して、「効果」をもう少し分類してみよう!という発想で
・「ニキビ」
・「皮脂や汚れ」
・「ハリ」
・「つや」
・・・・・・etc
という感じで考えてみると応用範囲も広がるでしょう。
計ることの次はどうやった短くできるか
さて上記を読んでいるともうわかったと思いますが、実際に自分が各業務にどの程度時間がかかるかが把握できたら、今度はどうやってそれを短くできるか?という方向性で物事を考えてみると良いのです。
業務をできるだけ短くするというのは、「作業する時間」を短くするということを意味します。作業時間を短くできれば、「考える時間」を確保できるのです。往々にして仕事ができない・遅い人は考え「ながら」作業しているのです。
まずは与えられた業務に対してタスク分解をして、どういう手順で、どういうやり方で、タスクをこなすかをしっかりと考えてから「作業する」ようにして、どれくらい時間がかかったかを把握するのです。
そして、その時間を自分の努力でどのように短くできるかを繰り返していくことが「業務改善」につながるのです。
そう、業務改善(=improvement)なしには自分のパフォーマンスをより良くすることはできないのです。
このプロセスを繰り返すだけで自分の業務に対する理解も深まり、自分のキャパシティも把握できるので無理なく「無理」ができるのです。
そのうえでリサーチャーとして成長するためにどの知識やスキル、経験が足りないかを考えていくのです。以下の知識で何が足りないかをしっかりと突き詰めていくのですね。(https://www.happy-carrer.com/blog/263)
・サンプリングや割付に関する知識(無作為抽出、代表制、均等割付や人口構成など)
・調査手法に関する知識(WEBアンケート、CLT、HTU、FGI、IDI、訪問調査など)
・アンケート回答画面に関する知識(ロジック、ランダマイズ、順序バイアスなど)
・データクリーニングに関する知識(外れ値、不誠実回答、矛盾回答など)
・集計に関する知識(全体値、クロス集計、平均値(加重平均など)、TOP2など)
・統計に関する知識(検定、多変量解析、誤差、相関と因果など)
・グラフに関する知識(グラフの使い分け、ExcelなどのMSツールなど)
・コメントに関する知識(事実と主張、考察の書き分け)
・リクルート関連に関する知識(対象者の回収、スケジュール、プロ回答者など)
・インタビューに関する知識(ラポール、ラダリング、投影法など)
広瀬香美氏から学ぶリサーチャーとしてのキャリア形成論~professional~
あとは、タイピング練習は絶対的にした方がいいですね。
最初のころは自分の業務パフォーマンスをあげていくために常に改善思考で頑張るといいと思います。
ほな
さよなら三角また来て四角