こんにちは、yasuです。

私が会社員として管理職者としてメンバーのマネジメントをしていたとき、今後どのように働いていきたいかという話を1on1ミーティングで話をしました。

リサーチャーの仕事はアサインされる案件によって開発されるスキルや能力、積める経験が違います。定量調査でも多変量解析を使うものや広告効果測定などのようなもの、生活者の価値観を定量的にとらえるものなど、たくさんあります。

定性調査でも商品やサービスの利用実態を深堀するものや、コンセプトを見せて反応を観察するもの、新しい商品のモックを呈示して評価してもらうものなど、こちらもたくさんあります。

調査手法でもWEBアンケートやCLT、HUT、FGI、IDI、MROCなどたくさんありますし、注意すべきことはそれぞれあります。

また、業界もクルマ、化粧品、スマホ、PC、ネットスーパー、食品、お酒、食器、冷蔵庫、テレビ、ゲームなどたくさんあります。

これらを満遍なく対応するのもいいですが、その人の成長や希望に合わせて、どういう案件を担当したいかを私はメンバーにヒアリングしてすり合わせてきました。その中で、気づいたことをまとめてみたいと思います。

スキルを身に付けたい女、キャリアアップを目指す男

これは私の限られた経験からの話なので悪しからず。

メンバーと話をしていると、女性ははやく「スキルを身に付けたい」という気持ちや願いがありました。与えられたミッションやテーマに対して、自分が価値を発揮できるように頑張りたい!そのためにこういうことを集中して取り組みたい!みたいに限られた時間内で素早くスキルを身に付けることを考えている人が多かったように思います。

一方で、男性はいろんな範囲やテーマを経験してプロジェクトを回せるようになりたい。そしてマネジメントをできるようになりたいなどの少し期間を長めにとったキャリアを考えている人が多かったように思います。

これらの違いをもう少し考えてみると、女性は目に見えるスキル、特に手に職とも言えるようなもので、男性は少し抽象度の高い、汎用性のあるようなスキルを求めているように思いました。これはライフステージをどこまで具体的に考えているのかというところに由来すると思います。

1on1ミーティングで女性は必ずと言っていいほど、結婚や出産などの話が出てきましたし、そのときに仕事を離れ、キャリアが途切れることを確実に視野に入れていました。そして復帰しやすいようにキャリアを考えていました。

一方で男性はキャリアが途切れるという観点はほとんどなかったです。

まあ、女性は「ママになる覚悟」は若くても持っている人は多いですが、男性は「パパになる覚悟」を持っている若い人は少ないように思います。この差が大きいように思うし、若くてもこの性による違いは大きいのかなって思いました。

キャリアと人生を考える

前の記事「キャリアを考えるうえでどんなパターンがあるのか考えてみよう」(https://www.happy-carrer.com/blog/257)の中で5つのパターンを提示しました。

5つのパターン

1、分野特化型リサーチャー
2、企画提案型リサーチャー
3、後方支援型リサーチャー
4、キャリアラダーアップ型リサーチャー
5、独立型リサーチャー

多くの1on1ミーティングでこの5つのパターンの話はしました。もちろん、メーカーのマーケに行きたい!って話も出てきました。そこで、そのためには今こんなスキルを身に付けよう!という話をしてきましたが、そうすると比較的、私の話を真剣に聞いていただけたように思います。

特に女性はこのようなパターンを一つ示唆として提示するとキャリアと自分の人生を深く考えてくれる傾向が見られたのは興味深かったです。

人は何か物事を考えるときに、言葉にしないと思考が深まらないものです。そうしたときにこのような類型化はキャリアを考えるうえで重要な気がしました。

そして、今後の働き方についてジョブ型が多くなってくることが想定されるため、男性ももっと手に職的な発想は必要になってくるでしょうし、女性はもっと長期的なキャリアの観点は必要になってくるかと思います。

4月に入り、ゴールデンウイークも間近になってきたので、改めて自分の働き方やキャリアを考え直すのもいいと思います。

ほな

さよなら三角また来て四角

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